お客様の共走経験や培った絆をご紹介します

Story With Partner:02 『世界へ。新たな挑戦を共に。』

今井カクタス [千葉県君津市]代表 今井基浩さん。
サボテン栽培を営むご両親のもと、サボテンに囲まれて育つ。
40歳で自身も新規就農に挑戦し、ヨーロッパや東南アジアから多肉植物を輸入し栽培する。
その品種は1,000以上。緑や赤、青の多肉植物がビニールハウスを彩る。

海外から輸入した多肉植物を栽培・販売

個体ごとのユニークなフォルムも人気があり、ファンが増え続ける多肉植物。
その多肉植物の栽培・販売で業界内でも一目置かれているのが、当社のお客様でもある今井カクタス様です。
「20代はサーフィンやバックパッカーにのめり込み、その後、Webライターなども経験しました。そして2016年頃、幼少時から親しみのある多肉植物を仕事にしようと決意。
バックパッカーなどの経験も活かして海外から株を輸入、栽培しています。そうして3年ほど経った頃、当時の栽培場が手狭となり現在の土地も借りたのですが、
もともと建っていた3棟のビニールハウスは骨組みだけの状態。まずは修繕してくれる会社を探していました」と今井さん。
すでに取引のある施工会社もあったそうですが、資材を2ヶ月間も雨ざらしで放置された苦い思い出があり、連絡を取ることに二の足を踏んでいたそうです。

現場の一人ひとりが丁寧な仕事をしてくれた

そんな時、多肉植物栽培の先輩でもあるお母様から、あるインターネット記事を紹介されます。
「共走さんの施工事例の記事でした。偶然、近所の園芸場も共走さんが手掛けたものだったのだと知り、見学に行ったんです。すると、施工がとても丁寧で。すぐ電話しましたね。」
そこから、共走と今井カクタス様のお付き合いが始まりました。
「まず、資材を運ぶトラックドライバーさんの印象が良かったです。資材が汚れないよう、きちんとパレットの上に置いてシートも掛けてくれて。
以前、適当に資材を放置された苦い経験があったため、安心でしたね。また、ビニールハウスの修繕に関しても、状態が相当に悪かったため、
おそらく更地に新築するより難しい作業だったと思います。しかし、共走さんが手配してくれた職人の仕事ぶりは非常に細やか。
対応も柔らかく、コミュニケーションがスムーズなこともありがたかったですね」と私たちが力を入れている現場対応の丁寧さも評価いただけました。

ビジネスを止めない、スピード感

また、丁寧さはもちろん、今井さんは共走のスピードについても話してくれました。
「植物は季節ものです。さらに私のところでは海外からの株の輸入が多いため、植物が日本に到着したタイミングで栽培環境が整っていることが重要なんです」とおっしゃり、
当社とのあるやりとりを振り返ってくださいました。「コロナが落ち着き始めた2021年、やっと海外、タイへ買い付けに行くことができました。2年間、誰も来なかったからでしょうね。
栽培場にお宝級の株がゴロゴロある。訪問者が少ないこともあり、他の栽培所も何箇所も案内してくれて。気づくと、予算を度外視して大量に購入していました(笑)。
しかし、日本にこのまま持って帰っては栽培するビニールハウスが足りません。急いで共走さんに連絡しました。
無茶を承知で急遽、20 mのビニールハウスを2棟、施工してもらったのです。あの時の対応のスピードは本当に助かりましたね」と当時の様子を伝えてくださいました。

新しい栽培方法に 取り組むパートナー

ちなみに、今井カクタス様の栽培場には珍しい形のビニールハウスもあります。屋根だけのハウスです。
「乾燥地に生息する多肉植物は蒸れを嫌います。よく光と水さえあれば育つと言われますが、じつは風が大切なんです。
風をどれくらい当てるかで、形の美しさに差が出る。これもタイで教えてもらいました。タイは、若い人たちが次々と新しいことに挑戦しているのも魅力ですね。
でも、こんなビニールハウスを、日本で施工している所はなかなかありません。私も共走さんも初めてのチャレンジでしたが、快く受け止めてくれました。
さらに、台風などで屋根が持ち上がらないよう巻上も付けてくれて。普段からピッチやパイプなどの耐久性も、予算を考慮した上でアドバイスしてくれますが、この時も心強かったですね」
と新しい栽培方法に一緒に挑戦した出来事を振り返ってくれました。

技術と思いは、 海を越えて広がる

最近では、タイの栽培場と年間契約を締結し、さらに栽培依頼まで行っている今井カクタス様。
「世界的な多肉植物ブームは、今はもう落ち着いてきています。だからこそ、より安定的な需要と供給の仕組みを、雇用も含めて整えたいのです。
そのために同じ志を持つタイの農家の方々とも盛んに技術交流を図っています」と将来の展望を語ってくださいました。
「もちろん、私もまだまだ挑戦中の身。去年から採種に成功したんです。共走さんが施工した肩の巻上を高くしたハウスで地面に直接苗を植えています。
そうすると、大きく根が張り、強い花が咲く。たくさん種が採れるんですよね」とうれしそうに話してくださいました。
最後に、当社への期待をお伺いすると、「初めての挑戦にも寄り添ってくれて、台風や雪という日本の気候も考慮した提案をしてくれます。
よく考えれば、こんなに寒暖差がある国ってないですよね。日本の気候に耐える高品質の資材や技術なら海外にも展開していけるんじゃないでしょうか」というお言葉もいただきました。
私たちも、海外の最新技術を今井さんから学び続け、“より広い世界で通用するものを一緒につくっていきたい”と思います。
技術と思いは、海を越えて広がる。

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